映画・テレビ

2012年1月 8日 (日)

『パイレーツ・ロック』を観る

wowow でしばらく前に放送したのを録画してあった『パイレーツ・ロック』をやっと観た。

なんちゅう楽しい映画だ。
深夜に観始めたので一気に観るのしんどいかなあと思ったら、あんまり楽しくて終わるのがもったいないくらいだった。
字幕では伝わっていないブリティッシュ・ジョークが聞き取れないところがいくつもあって、口惜しい。
個人的にはThe Who とヤードバーズとプロコルハルムが流れたところが特にグッときた。
選曲は、意外性はさほどないけれども、実にツボをおさえている。

自分が老いてきたなと思う度にこれを観て気合入れなおしたい(笑)。

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2012年1月 6日 (金)

『若者のすべて』を観る

ずっと前にBSで録画してたヴィスコンティ、60年の映画『若者のすべて』を観る。
3時間の大作なので、子供たちが寝静まった深夜に2日に分けて観た。

60年当時にしてみれば、これはかなり大胆なリアリズムだったんだろうと思う。
南部出身の5人兄弟と母親がミラノに出てくる話なんだけれども、60年頃のミラノってやっぱまだまだ第2次大戦の傷が完全に癒えてなさそうだな、とか、南部出身者への差別問題とかもベースにあったりすんのかな、とか考えながら観た。
そう考えてみると、イタリアの戦後について自分がなーんにも知らないことに気づく。

とりあえずアラン・ドロンがかっこよすぎ。

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2010年12月25日 (土)

wowowに加入

過日、利用しているインターネット・プロバイダから突然電話がかかってきた。
wowow に2ヶ月間無料で加入させてやる、と言う。

マンション経営しませんか?や、子供の塾の勧誘から、NTTの「お得な電話料金プランのご案内」に至るまで、この手のセールス電話には人一倍キレやすく、特にタチの悪いものには罵詈雑言を浴びせてしまうことも少なくないのだけれども、その日は何故か機嫌がよかった。
WOWOW、ちょっと観てみるのもいいかも、って素直に思ってしまった。
何もこちらで設定する必要はないようだし、まあ2ヶ月観て、電話1本で解約すればいい。

で、2ヶ月がすでに経過したのだけれども、結局解約せずに見続けている。
相手の術中に見事にはまった格好だ。

パフュームのドームライブが観れた、という大きな収穫もあったけれども、音楽や映画は、正直それほど魅力的なプログラムはない。
映画はハリウッド大作路線のものが中心で、NHKのBSで放映されるものの方が余程趣味に合うし、音楽も同様。
矢沢永吉や福山雅治のライブとか観てるほどヒマではない。

が、しかし、1つだけ、完全に夢中になってしまった番組がある。
毎週月曜夜8時のボクシング番組、「エキサイトマッチ」だ。
この番組を見続けたいがためだけに、契約解除に踏み切れなかった。

もともとボクシングが好きなのだけれども、通常の地上波では、なかなかおもしろいボクシング中継が観られない。
亀田3兄弟の試合など観ても、何も面白くない。

エキサイトマッチは違う。
タイトル戦じゃなくても、めっぽう面白い。

とにかく、ジョー小泉と浜田剛史の解説が素晴らしい。
ちょっとしゃべりすぎと思う人も多いかもしれないが、2人ともたいへんな博識である上に、極めて中立的。
基本的に海外選手の試合ばかりだからしがらみも何もないはずだし、BSという気楽さもあるのだろう。2人とも、自由奔放にしゃべる。
それが実に勉強になる。
「アメリカのセコンドはワセリンの塗り方が雑ですよねー」なんちゅうジョー小泉のトークが楽しくて仕方ない。

音楽でも食べ物でも小説でも、ちゃんとした鑑賞眼を身につけるには、まず優秀な解説者の存在というのが非常に大事だと思う。
その道のプロに解説を受けながら鑑賞することによって楽しみ方が徐々にわかるようになり、そうしてやっと自分なりの批評性を身につけることが出来る。
そういうものだと思う。

エキサイトマッチを観ていると、だんだんボクシングの見方がわかってくる。
それが嬉しい。

海外選手にはハングリーで荒削りなタイプがたくさんいる。
そういう選手をたくさん観れるのもいい。
あと、地上波みたいにラウンド毎にコマーシャルが入らないっていうのも実はすごく重要で、臨場感がまるで違ってくる。
当然ながら、コーナーで座ってるときの様子も含めての試合なのだ。

ハードディスクには、録画するだけして観ていないお笑い番組や音楽番組、映画等が大量にたまっているのだけれども、エキサイトマッチだけはすぐに観てしまうので、常に次が待ち遠しい。

ジョー小泉には是非末永く頑張ってもらいたい。

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2010年12月12日 (日)

イラン映画『桜桃の味』を観る

半年くらい前にBSで録画してあったイラン映画『桜桃の味』を観る。

どういうつもりで録画しておいたのか全く覚えてなくて、前知識もぜんぜんなしで、イラン映画ってどんなだろうか、インド映画みたいに急に歌い踊り出したりすんのかな、くらいにわかってなくて、何の気なしにふと見始めて、つまらなかったら観るのやめて消去しようぐらいのつもりだったんだけれども、いざ見始めたら実に優秀な芸術映画で、最後まですっかり見入ってしまった。

あとで調べたら、「第50回カンヌ国際映画祭において今村昌平監督の『うなぎ』と共に作品賞に相当するパルム・ドールを受賞した作品」とのことでした。
なるほど。

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2010年10月14日 (木)

『家族ゲーム』と『蘇る金狼』

家のテレビを地デジ化して以来、テレビ本体とレコーダーで3番組まで同時に録画できるようになったもんだから、とにかく気が向いたら片っ端から録画予約しまくって、そのくせ案の定、ほとんど観る時間がないので、溜まり放題に溜まっている。
休日前などに、子供たちが寝静まってから夜中に一人でまとめて観るのが楽しみのひとつだ。

お笑い番組と音楽番組がほとんどなんだけれども、映画もまあまあ録る。

先週末は、BSで録ってあった森田芳光の『家族ゲーム』を観た。
なんとなく松田優作を見たい気分になったので。

83年の映画とあるから、自分が高1のときに公開された映画だけれども、初めて観たのはテレビでだったと記憶している。
高校2年くらいのときに観た気がするから、公開後、割とすぐにテレビ放映されたのだろう。
テレビ放映では、映画ラスト近くで松田優作が沼田家の全員を殴り倒すシーンがカットされていて、観た翌日にそのことをクラスの友人に知らされ、なんとなく損した気分になったのをよく覚えている。
その後、割とすぐに完全版を見直した。

いかにも80年代的な、ポストモダン的屈折感の映画だし、森田芳光ってその後すっかり地味だし、高校生当時はすごく好きな映画だと思ったけれども、今観ると恐らくかなりイタいのではないかと恐る恐る観たが、いやはや、やっぱり面白かった。
別にそれほどイタくない。
確かに80年代的な衒いが感じられるシーンもままあるけれども、今観ても全然面白い。

松田優作は、我々の世代は、小学校の頃に「太陽にほえろ」が夕方くらいの時間帯に再放送されてるのを見て、っていうパターンが多いようなのだけれども、自分はそんなのを見てなくて、『蘇る金狼』も『野獣死すべし』も見てなくて、この『家族ゲーム』が実質的な初体験だったように思う。
それだけに当時はやたらと鮮烈な印象を受けた。

あ、いや、『探偵物語』とかは見てたかな……。

その松田優作ももちろんかっこいいんだけれども、今回改めて観ていると、宮川一朗太がものすごくいい。
ちょい役の戸川純もかわいい。

伊丹十三が後に『お葬式』というけったいな映画を撮ったけれども、あれはこの『家族ゲーム』への出演にかなりインスパイアされてると思う。

翌日、松田優作つながりで『蘇る金狼』を観る。
なんとなく。
たまたま録画してあったので。

こっちは1979年。
当時は小学6年生。
映画が公開されてたのは記憶にあるけれども、観てはいない。
子供だから。

大藪春彦の原作小説がうちにあったのを覚えている。
本など滅多に読まないうちの親が読んでたくらいだから、相当に売れた本なんだろう。
読んでないけど。
子供だから。

イメージとしては、もっとハードな社会派ドラマだと思ってたんだけれども、観てみたら、全然娯楽アクション映画だった。
面白いんだけど、突っ込みどころも多い。
チョップ一撃で大の男がバタバタ気絶して倒れていくのがしらける。
が、松田優作は文句なくかっこいい。

音楽がケーシー・ランキン!
そう、SHOGUNです。
ちょっと映画音楽としてはどうなの?って感じだし、この音楽のせいで映画全体の「古くなってる感」がかなり増量している気がするけど、小6の頃に流行ってたのを思い出した。
「BAD CITY」とか。

でもやっぱりおれは『家族ゲーム』の松田優作が好きだな。

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