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2012年2月15日 (水)

Gidon Kremer『Tracing Astor』を聴く

よほど儲かるのか、最近、リサイクルショップや、中古のゲーム、CD、古本類を売る店がやたらと目につく。
そういうところへ行く機会があると、中古楽器や機材、オーディオ機器なんかをまず物色するんだけども、最終的にはジャンクCDのコーナーを漁っていることが多い。
最近は円高で輸入盤がえらく安いので、中古CDにはさほど魅力はないし、実際にほとんど買うこともなくなったんだけども、ジャンクCDは別だ。
なんせ1枚21円(1円は消費税か)とか、3枚百円とか、要するにタダ同然の価格設定なのであって、レンタルよりも安い。

もちろん、ジャンクとはよく言ったもので、その99%はまさにジャンクそのもの。タダでもいらないようなものばかりだ。
自分で言うのもナンだけれども、音楽の好みは結構幅広いつもりだし、どんなCDでも1回や2回ならそれなりの興味を持って聴ける気がするし、どんな音楽にだって、わずかな聴き所は見出せるようにも思う。
しかし、ジャンクコーナーのCDは、見事によくぞここまで聴く気がしないものばかり集めたものだと感心する。

が、しかし、そんな中にもお宝はあるものだ。

21円とかだとさすがにジャケットがなかったりケースが割れてたり、2枚組のうちの1枚だけだったりとかもするけれども、盤自体に問題があるものはまずなさそうだ。
かつては、多少興味があるものを見つけても、部屋でかさばることを考えると躊躇していたのだけれども、PCオーディオを導入してからは、そういうジャンクCDでも、ファイルにしてあとは格納なり処分なりしてしまえばいいのだから、余計気軽に買ってしまうようになった。

そういうジャンクCDコーナーで見つけた1枚。
ギドン・クレーメル『トレーシング・アストル~ピアソラへのオマージュ3』

Tracing Astor

クラシックもタンゴもほとんどよく知らないんだけども、このギドン・クレーメルというクラシックのバイオリニストがアストル・ピアソラの曲を演奏したというのをしばらく前にFMでたまたま聴いてグッときて、ネットでアルバムを調べ、アマゾンの「ほしい物リスト」に入れてあった。
そのアルバムは今回のこれではなかったんだけれども、(自分がチェックしてあったのはギドン・クレーメルのピアソラ作品集第1作で、これは第6作らしい)、なんせジャンク、なんせ105円だったもんだから、迷わず購入。
あまりにも汚いCDは家に持って帰ってから無水アルコールでケースを拭いたりすることもあるんだけども(ピカピカになる)、これは盤もケースも新品同様。しかも国内盤。
で、聴いてみたら実にいい内容で、FMで聴いたのよりもさらにもっとよかった。
録音も抜群で、ヘッドフォンで聴いているとギドン・クレーメルの息遣いまでばっちり伝わってくる。
めちゃくちゃ気持ちいい。

あとで気がついたんだけども、ノンサッチ・レーベルなんだな、これ。
もうノンサッチ大好き(笑)。
ノンサッチとECMは、100円コーナーで見つけたら何でも買うな、おれ。

いい買い物でした。

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コメント

ohh、Gidonさんの話題ですか。自分、数枚しか知らないけど「Insomnia」「Silencio」とても好きです。

投稿: pat | 2012年2月17日 (金) 00時37分

おお、そうなんだー。全く未知の分野でした。探したけど、「Insomnia」ってのは廃盤みたいね。「Silencio」、実に良さげなので買ってみます。

投稿: riki | 2012年2月19日 (日) 03時41分

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