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2012年1月 7日 (土)

Zero Tolerance for Silence / Pat Metheny を聴く

音楽をCD-R にコピーするというのは、なんかどうも中途半端で片付かない気分になるので好きになれない。

カセットテープの時代とは違い、ほぼ音質が劣化することなくCDをコピーできるというので、最初はすごいと思った。

けれども、いざやってみると、まずどうにも管理がしにくい。
CDと同じように立てておいても、背中にインデックスがないから、どこに何が収まっているのかすぐにわからなくなる。

見た目がチープなのも嫌だ。
カセットテープの方が、インデックスも自在だし、テープ自体にもいろんなグレードやブランドによる特色などがあったりして、モノとしての愛着・執着を格段に喚起しやすいと思う。

カセットテープからCD-Rコピーの時代になって、かえってCDレンタルを利用しなくなった。

ところが。

PCオーディオをメインにした現在、そうした問題が一気に消滅した。

自分の所有するCDは先頃ついに全てデータ化を終了し、大半は押入れに収納した。(DIYでキャスター付きのラックを製作したので、出そうと思えばいつでも出せるようにはしてあるけど)
これによって身辺がすごーくすっきりした。
モノとしてのCDは当然恋しいのだけれども、買ったばかりのものや普段よく聴くもの300枚程度は今も出したままで、CDプレーヤーも併用しているから大丈夫。寂しくない。
そして、何より、音楽はPCから再生するのが基本と割り切った以上、レンタルや人から借りたCDも、もはやCD-Rに焼く必要がない。
ハードディスクにコピーして終わり。
居住スペースをどんどん侵食するくせにすぐに行方不明になるCD-R。音はいいんだけれども油性マジックで盤面にアルバムタイトルが乱雑に記入されただけの、モノとしてあまりに色気のないCD-Rとは大違いで、文字どおり1mmとて場所を取らず、ないんだけどある、あるんだけどないPCデータとしての音楽は、その透明な存在感がかえって潔い。

そうした気軽さから、レンタルCDをやたらと利用するようになった。

ビデオレンタルという業種ももはや消滅へと向かう運命なのだろうけれども、CDはさらに危ういはずで、うちの近所のレンタル屋も品揃えはすこぶる悪い。
特に洋楽やジャズ、クラシックはひどい。
近いうちにある日突然消滅するかもしれない。
が、それでも立ち寄るとついつい5枚、6枚と気軽に借りてしまう。
ほんとに欲しいものはやっぱり自分で買うんだけれども、「いちおう聴いてみたい」というレベルのものが世の中には星の数ほどあって、そういうものを手当たり次第に借りてしまう。
品揃えが悪いことにはかえって感謝しなければならないのかもしれない。

えー、そういうわけで、そんなノリで借りたものの1枚。
パット・メセニーの「Zero Tolerance for Silence」。

何の前知識もなく、メセニーのソロ・ギターらしいということで借りてみたんだけれども、帰って早速わくわくしながら再生してみて仰天した。

「One Quiet Night」が愛聴盤なので、ああいうのをイメージしてたら、いきなり両チャンネルから歪んだギターの不協和音が大音響で鳴り出したもんだから、一瞬オーディオが壊れたのかとすら思った。
しばらく我慢してたら「音楽」が始まるのかと思ったら、なんと全編そのまま。
なんじゃいこりゃあ。
理解不能。

右のCDリストが Amazon にリンクしてるので、よろしければのぞいてみてください。
カスタマーレビューにさんざん書かれてるとおりの内容です。

「ロックに対する問題提起」とか「フリージャズ」「アバンギャルド」といった解釈も、そりゃできるんだろうけれども、自分としては「ついていけません」に1票(笑)。
メセニーだっちゅうんでいちおう1回はひととおり聴いたけど、やっぱ調性のない音楽はぼくにはまだ無理っす。

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