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2012年1月25日 (水)

80年前後の黎明期テクノポップについて

YMOおよびその周辺をたまたま集中して聴いたので、その時期、すなわち1980年頃のテクノ黎明期のバンドをたくさん思い出した。

当時はとにかくシンセサイザーの音自体がものすごく斬新に感じられたのであって、シンセが鳴っていれば何でも興味を持って聴いた。
世間でも、シンセ使ってたら何でも「テクノポップ」と分類してたような気がする。
タンジェリン・ドリームなんかも、当時はFMのテクノ特集でオンエアされていた。

YMOをとっかかりに、DEVO、クラフトワーク、ウルトラボックス、ゲイリー・ニューマンあたりはもちろん、テクノと呼ばれたものは片っ端から聴きまくって、最終的にはジョン・フォックスのソロがいちばんのお気に入りになった。

今思えば、当時中1だった自分は、あの矩形波むき出しの、ギスギスした野太い当時のアナログ・シンセ(それもモノフォニック)の音自体にカタルシスを感じていたのだと思う。
つまり、我々世代にとって、テクノはまさにハードロックだった。
例えば自分と同い年で、当時ほとんど同様の音楽を体験したと思われる石野卓球なんかの気持ちが、ぼくにはとてもよくわかる。

もちろん当時はアナログのレコード、もしくは友達にレコード借りてダビングしたりエアチェックしたりしたカセットテープでの所持であって、今は再生環境がない。
レコードは実家の、容易には取り出すこともできないようなところに格納されているし、カセットテープにいたってはもはやどこにあるのか見当もつかない。

しかも自分の場合、テクノに夢中になっていたのは中1だった1980年の1年間だけであって、その後はニューウェイブ系のバンドを経て次第に“普通の”ロックに関心がシフトしていったので、テクノ・バンドのほとんどは30年くらい聴いていない。

ジョン・フォックスや VISAGE など、特に気に入って聴いていたものは、ある時期ふと思い立ってCDで買い直したので、近年でもたまに引っ張り出して聴いてみたりしていた。
しかし、今回はもっと一時的に聴いただけで完全に忘れかけていたようなバンドをいくつも思い出した。
アマゾンで探してみると、まだ結構手に入るみたい。

今後の自分の購入候補リストとして、備忘のためにも、以下リストアップしておきます。

Bruce Woolley & The Camera Club
バグルスでお馴染み「ラジオスターの悲劇」はこのバンドがオリジナル。この曲と「Clean Clean」の2曲をFMでエアチェックしたテープがあって、よく聴いていた。軽く30年以上は聴いてないはずで、もはやどんなサウンドだったのか、全く思い出せない。

Silicon Teens『Music For Parties』
これは実家にアナログLPがある。一時期、ものすごいプレミアがついているのを見かけた記憶があるが、中身は当時ですら「買って失敗した」と思ったほどのチープな作り。B級テクノの代表格ではないかと思う。が、今聴くとどうなのか、ものすごく気になる。

Telex『Looking For St Tropez(邦題:テクノ革命)』
友達に借りてダビングした。ベルギーのテクノバンド。ヒット曲「Moscow Discow」が無性に聴きたい。ベスト盤なら簡単に手に入る。MP3もある。しかし、この名作デビューアルバムを何とかCDで手に入れたい。

Human League『Travelogue
もちろん大ブレイクする前の、ジョイ・ディビジョンみたくインダストリアルな香り漂う頃のヒューマン・リーグ。アナログLPが実家で眠っている。どんなのだったか、ほとんど記憶なし。

あとは、キャバレー・ボルテールとか、スロッビング・グリッスルとかもあったなあ……。

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コメント

キャバレーボルテール!FMで聞きました。貴重な情報ありがとうございます。「テクノはまさにハードロックだった」なるほど。中二の頃、AC/DCと、YMOを交互に繰り返し聞いていたのですが、両方ともハードロックだったんですね。なんだったんだろう、、と最近思ってましたが、スッキリしました。

投稿: pat | 2012年1月26日 (木) 01時16分

あ、そうだよねえ。おれも、最初テクノから入って、それからニューウェイブにいって、そのあとでハードロックとかプログレになって……とかいう風に思い込んでるけど、実際はそんな分類もわからずに当時はごちゃまぜに聴いてるよね、たぶん。

投稿: riki | 2012年1月27日 (金) 00時12分

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