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2011年10月14日 (金)

PCオーディオへの道(3)

正直、オーディオはもう面倒になっていた。

狭い家でアナログレコードを保管し続けることに無理を感じて諦め、アナログプレーヤーとレコードすべてを実家送りにしたのがもう10年くらい前か。
CDオンリーのシステムにしてかなりすっきりしたはずだったけど、それでもデカいスピーカーやクソ重いアンプと増え続けるCDは居住スペースを圧迫して家族の不評を買う。

しかもうちにはこの13年間、常に未就学児が1人以上は居住している。
子供からオーディオとCDを守るのは大変だ。
特にいちばん上の息子はCDによくいたずらをする子で、手を焼いた。
うちのCDのかなりの部分は、ケースが割れていたりヒビが入っていたりする。
愚息が棚から出しては嬌声を上げながらぶん投げて遊んでいたからだ。

そもそもオーディオには金がかかる。
うちのスピーカーやアンプ、CDプレーヤーなどはどれも独身の頃に買ったものばかりで、なにせ当時は給料全部小遣いだから、ハイエンドとは程遠いものの、まあ中~上級機といっていいレベルのものが揃っている。
しかし、現在3人の子供を食わせながら、それらを更にアップグレードしていくだけの甲斐性はぼくにはとてもありません。

オーディオ趣味の喜びは、やっぱり次々にシステムに手を加えていくところにあるのであって、乳幼児の手からなんとか守ろうとする戦いのみの日々には、単なる苦労しかない。

そして、何つっても、うちのような乳幼児のいる狭い家では、落ち着いてオーディオなんて鳴らしていられない。

子供が起きてはしゃぎまわっているうちは、その相手もせねばなるまい。
テレビやビデオを見始めたら、音楽は鳴らせない。
寝たら寝たで、オーディオは子供たちの寝室のとなりにあるので、結局音は出せない。
じっくり腰をすえてオーディオを楽しむなどという時間は、ほとんでゼロと言ってもいいくらいだった。

気がついたら何日も電源すら入れていないということもよくあった。
音楽を聴くためではなく、オーディオのコンディションを維持するために、聴いてもいないのに鳴らしておく、ということのほうがむしろ多かったかもしれない。
これでは何のために決して小さくないスペースを占有してまでわざわざデカいオーディオセットを置いているのかわからない。

結果的に、オーディオはリビングにデンと居座りながらもほとんど鳴らされず、音楽は子供たちが寝静まったあとに、別室でヘッドフォンで聴くのが基本になった。

ヘッドフォンの利点はまず、隣近所に対しても、また、寝入った子供たちに対しても迷惑を気にせず大音量で聴けること。当たり前だけど。
そして、比較的安価で上質のサウンドが容易に得られることだ。

もちろんヘッドフォンにもハイエンドにはウン十万という製品もあるけれども、ほとんどのメーカーは実質上のフラッグシップ機といってよいモデルを5~10万円くらいの価格帯に設定している。
程度の良い中古などを狙えば5万円以下でも入手できる。
それなら手が届くし、複数台所有も難しくない。

いつの間にやら、「面倒」で「手のかかる」メインのオーディオセットはほとんどほったらかしになり、ヘッドフォンばかりで遊ぶようになってしまってました。

いや、PCオーディオへ向かう過程を書くつもりが、なんかグチばっかりになったな……。

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