What We Must / Jaga Jazzist を聴く
新しく出てくるバンドにあまり興味を持てなくなって久しい。
90年代はそれでもまだ、最近の流れはこんな感じ……くらいのことはだいたいわかっているつもりでいたのだけれども、21世紀に入ると、子育てに追われていたこともあって、もはやほぼ情報ゼロのような状態になった。
たまにラジオや何かでヒットチャートものなんかを聴いても、ちっとも新しい感じがしないし、面白いとも思えない。
CDの購入枚数もこの10年くらいは激減していて、しかも買うものは古いのがほとんど。
ロック系に関しては、完全に旧譜しか買っていないんじゃないかと思う。
もう今持ってるCDだけで、一生楽しめるっちゃあ楽しめるよな……とか。
が、2000年代のロックにだって、やっぱりいいものもあるところにはあるのだ。
知らないだけだ。
おっさんだから。
Jaga Jazzist、借りて聴きました。
Amazon のカスタマーレビューによると、「ノルウェー出身の10人組クラブ・ジャズ・ユニット」とのこと。
これは2005年のアルバムで、結成10周年とあるから、そんなに新しいバンドでもない。っちゅうかベテランなのか、やっぱり(笑)。
クラブ・ジャズ・ユニットとあるけれども、このアルバムは、かなりロック寄り。
インストで、プログレ風のややこしい展開をするけれども、ちっとも難しいことやってるわけではなくて、頭でっかちなところもまるでなくて、無条件に気持ちいい。
クラブ・ミュージック風でもあり、音響派風でもあり。
いやあ、ロック、進化してるじゃないの!っていう。
あ、こういうのを「ポストロック」っていうんですかね?
この、プログレ風でもありクラブ風でもあるっちゅうところが、40代男子の琴線に触れるんだと思う。
ともあれこれは久々のヒット。
て言うか、いまどきの若い衆が聴いてそうな新しいタイプの音楽で、自分も心から気持ちいいと思えるものがまだまだあるってことがわかってよかった(笑)。
発売から5年経って気付いてるところが完全におっさんだが(笑)。
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