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2010年6月 3日 (木)

マテ貝採り

うちから東へ自転車で10分も走ると海に出て、そこは潮干狩りで有名なところなので、毎年ゴールデン・ウィーク頃をピークに観光客もたくさん来る。
観光客が集まるエリアはいちばん遠浅で見晴らしもよくて、アサリもばらまいてあるらしいけれども、有料であって、地元民はもうちょっとはずれた金のかからないエリアで、天然物を狙う。
アサリは昔に比べると減ったけれども、バカ貝(とこの辺では言う。「青柳」のことです)などはまだよく採れる。

マテ貝採りというのは、やり方は知っているし、やってる人を見かけることもあるけれども、もう近頃はあんまり採れないと聞いていた。

ところが、行きつけの店で二十数年ぶりに再会した小中学校の同級生と話していたところ、いやいや、結構ざくざく採れるぞ、と言う。
毎年必ず行っているらしく、また今度も行くから一緒にどうかと誘ってもらったので、俄然やる気が出てきて、子供を連れて行ってみることにした。

そういうわけで、大潮だったこの前の日曜日、子供2人を車に乗せて、行ってきました。

指定された海岸は、いつも我々が行く馴染みのビーチから数キロ北。
自転車でも楽に行ける距離だけれども、今まで一度も行ったことがない場所だった。
意気込んで干潮よりもずいぶん前に行ったのだけれども、既に人はぱらぱらいて、みんなアサリを採っている。
こんな場所があるとは知らなかった。
思いっきり地元なのに。

やがて同級生のグループとも合流。
子供たちを砂浜で遊ばせながら潮が引くのを待ち、採り方の簡単なレクチャーを受けて、早速捕獲開始。

マテ貝採りは、とにかく面白い。
まずはクワやスコップなどで、砂の表面をさっと掻いて、マテ貝の穴を探す。
蟹の穴も多いので紛らわしいが、マテ貝の穴はひとまわり大きく、楕円形をしているので、慣れてくればすぐに判別がつく。
穴を見つけたら、そこに塩を入れてやる。
すると、潮が満ちてきたと勘違いしたマテ貝が穴から一瞬ちらっと顔を出す。
そこをすかさず捕まえる。

捕らえ損ねると、いくら穴を掘ったってもう遅い。
マテ貝は瞬時に40cmも50cmも奥深くに引っ込んでしまうらしいので、あきらめるしかない。

塩を入れたらすぐに出てくるやつもいれば、しばらく待たないと出ない慎重なやつもいる。
比較的長く顔を出しているやつもいれば、ちょっと出ただけですぐに引っ込んでしまうやつもいる。
マテ貝の殻は柔らかいので、強く握るとすぐに割れてしまう。
かと言って、穴の中に戻ろうと抵抗する力もかなり強いので、ある程度はしっかり握らないと引き出せない。
簡単すぎず、難しすぎず、その加減がちょうど良くて、非常に楽しい。

小2の娘は気持ち悪いと言ってさわろうとしなかったが、小6の息子は夢中になっている。
天気もよくて、海にいるだけでも気持ちいい。

所用があって、干潮のピークの時刻を迎える前、1時間ほど採っただけで帰らなければならなかったのだけれども、それでも15本(匹? 個?)くらい採れた。
家族で食べるにはちょうどいい量だ。
同級生グループは大人5人がかりで大規模にやっているので、なるほど確かにざっくざく採れている。

夕食時、プライパンにバターをひいて火にかけ、スパイス塩、ニンニクをまぶし、酒蒸しにした後、醤油で味付けして食べた。
見かけがグロいだけに臭みがあると食う気になれないので、念入りに味付けする。
それでも子供たちは結局あんまり食べなかった。
美味しいのに。
夏のビールには最適だ。

実に楽しかったので是非また行きたいと思うのだけれども、もうそろそろシーズンも終わる。
潮時カレンダーと自分のスケジュール表をつき合わせてみたところ、残念ながらもう今年は行けそうにない。

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コメント

磯山の浜で採った覚えがある。かなりジャンジャン取れた気がする。実家では白味噌の酢味噌と青ねぎとあえて食べていたけど。

投稿: ショーエ | 2010年6月14日 (月) 14時05分

おお、そうですか。酢味噌和えかあ……。ちょっと見た目がグロそうだなあ。

投稿: riki | 2010年6月16日 (水) 23時40分

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