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2010年3月

2010年3月28日 (日)

計るだけダイエット 補記

人間の身体は、飢餓ベースでプログラムされている。
常に食べ物が潤沢にあり、ちょっと小腹が減ったらいつでも空腹を満たすことが出来る、などという状態は、せいぜいここ数十年の、裕福な国に住む人間のみが享受する特殊な状況であって、人間の身体感覚の基本は空腹状態である。
人類は、これまで何千年も何万年も、ずっと飢餓ベースで存在し続けてきた。
従って、必要以上のカロリーを摂取した場合、人間の身体はそれを飢餓に備えて蓄積しようとする。
飽食・過食による肥満に対応するほどには、人間の身体はまだ進化していない。

というような話をどこかで読んだのだったか聞いたのだったか。

なるほど、そうに違いない。

計るだけダイエットを始めて、昼食の量を減らした。
結構減らした。

それで、夕方には腹が減ってくる。

夜中に小腹が減っても、スナック菓子で寝酒を飲むのを自制するようになった。
結構自制している。

それで、寝る前には空腹であることが多い。

そのようなときには、この「飢餓ベースの身体感覚」について考えることにしている。

我々は満腹ベースの食生活になれてしまっているので、ある程度腹が満たされている状態をデフォルトと感じるのが通常で、「空腹」を異常事態ととらえ、ちょっとでも腹が減るとすぐにそれを満たそうとしてしまう。
そこの発想を逆転し、「腹は減ってて当たり前」、「メシの際にも通常は満腹するほどの量は与えられない」という、飢餓ベースの身体感覚を、頭だけの理解ではなく、正に身体の感覚としてルーティン化してしまえれば、おそらくダイエットは次のステージへ進む。

前に、貧乏を楽しむ、というようなことを書いたような気がするけれども、空腹を楽しむ、というのもそれと同じことだ。

金持ちであることを楽しむのは誰にでも出来る。
また貧乏を苦にすることも誰にでも出来るが、逆に、貧乏を楽しめるようになれば、それはもう人生の達人である。
同様に、飽食を楽しむのは簡単だが、空腹に馴染み、腹七分目を是とする感覚を身体で理解でき、願わくばむしろその方が快であると感じられるようにまでなれば、身体に対する意識自体が変革されるのではないかと想像する。

おれには一生無理だと思うけど。

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2010年3月23日 (火)

計るだけダイエット その後

計るだけダイエットを開始して1ヶ月と3週間。
その後どのような状況になっているかと言うと……。

本日現在で、-1.5kg。

ダイエットというのは、1ヶ月に1kgというのが理想的な数字らしいので、ほぼ順調と言っていいのではないかと思う。

前にも書いたけれども、計るだけダイエットというのは、要するに、毎日朝食前と夕食後、つまり体重がもっとも少なくなる時点ともっとも増える時点の数値を、エクセルのシートに記録していくだけのダイエットであって、食事や運動の制限は、基本的に一切設定しない。
始める前から予感があったのだけれども、て言うか、予感があったからこそ始めたのだけれども、このダイエット法は、記録好きの自分に絶対に向いている。
そして、やはり実際そのとおり進捗しているように思う。

では、記録し続けることによって何がわかったか。
また、日々の体重の変化を記録し続けるだけでなぜやせるのか。

記録を取り始めてまず気づくのは、1日のうちの体重変動が、想像以上に大きいということだ。
例えば、3日前の夕食時には、子供たちの残飯処理で、ついついドリアを2皿、さらにはカレーも少し食べてしまい(笑)、1日で0.9kg増えた。
翌朝には0.6kg自然減していたが、その日の夜、今度は夕食後に近所の早朝ソフトボールのメンバー宅へお誘いを受け、ご馳走と銘酒の数々をふるまわれ、21時半から深夜2時過ぎまで飲み食いしまくった。
帰ってきて体重計に乗ると、朝と比べて実に1.6kg増というありさま。
この一昨日の+1.6kgというのが1日の上げ幅の最高記録。
前日と2日間でトータル1.9kgも増やしていることになる。

だから、開始以来、今日現在で-1.5kgではあるけれども、それはかなりの変動幅がある中での数値であって、瞬間最高では-3kgまでいったこともあるし、-1kgを割ってしまうこともある。
が、ここ3週間くらいは、平均して-2 ~ -1 kgくらいの間で推移しているので、現状、基本的に-1.5kgと言ってしまってもいいだろう。
具体的には、開始時に68~69kgくらいだった体重が、今はコンスタントに66~67kg台を維持するようになって、今月68kgを越えたのは一昨日の夜だけだ。

だんだんわかってきたのは、食生活やその日の行動と体重の関係だ。
どういうタイミングでどのようなモノを食うと体重が増えやすいか、とか、どのような運動が体重減につながるのか、といったようなことが、非常に実感的によくわかるようになる。
結論としては、当たり前の、頭では前からわかっていたようなことばかりだけれども、それが具体的に自分の体重の数値として示され、実感的に理解できるところが重要なのだ。
また、その日の便通の状況などでも、様子はかなり変わる。

食事制限は基本的にしていない。
しかし、やはり食い方は以前とは同じではない。

まず変えたのは、昼食。
これまで、昼は、職場で注文する仕出しの弁当を食べていた。
しかし、ダイエット視点からよく考えてみたところ、別にこの弁当をそれほど食いたいと思っているわけではないということに気づいた。
それなりに美味しいのだけれども、揚げ物とか、冷静に考えれば、別に食いたくもないものを毎日食っている。
できればざるそば1枚くらいでもいいのに。
それでこの仕出し弁当をやめて、家から茶碗1杯程度のご飯を弁当箱に詰めて持参することにした。
それにふりかけ(あまりに惨めになってもいけないので、ちょっと高級なやつ。いや、逆に惨めなのか)をかけて、インスタントの味噌汁を準備する。一汁0.5菜くらい。
それだけで十分であることがわかった。
量が足りなくて満足感がない、などということは全然ない。

夕食は何も変えていない。
飲酒量も一切減らしていない。
夕食や晩酌を我慢したりするとストレスがたまるに決まっているし、長く続かないことは間違いないからだ。
しかし、食わずにすむものまで食ってしまう、というようなことが、減った(なくなってはいない。3日前のドリア2皿+カレーの如し)。
夕食を終えた後で、なんとなく惰性でそのまま駄菓子をぱくぱく食いながら酒を飲み続ける、とか、入浴後や寝る前に小腹が減ってもう1回ポテチとビール、とか(笑)、そういうのが、かなり減った(なくなってはいない)。
もう満腹してるよなと思ったら、それでストップする。寝る前に小腹減っても、寝ちゃえば別にどうってことなく過ぎていくんだからと自制する。そういうことが割とできるようになった。て言うか、そんなこともできていなかったのか(笑)。
それができるようになった(なりつつある)のは、翌朝、体重計に乗る楽しみがあるゆえに他ならない。
それこそが記録の力だ。

これまでのデータから強く感じられることは、わかってはいたことだけれども、やっぱり夜、特に夜中に食うのは本当にいけない、ということだ(笑)。
それを数値でつきつけられることによって実感的に理解し、自制へとつなげる。ここが計るだけダイエットの最大のポイントであると思う。

昼食も変えたけれども、おそらくこれはあまり関係がない。
一度、休みの日のお昼に外でお呼ばれがあって、昼間っからご馳走を食いまくり、お酒もガンガン飲んで、午後にはケーキも食べて和菓子までたいらげた。
これでもう今日はダメだろう、いったい夜には何kg増えていることかと覚悟していたのだけれども、昼間食い過ぎて、夜はほとんど何も食べずに済ませたところ、体重は朝とほとんど増えていなかった。
昼の大食は、さほど影響がないらしい。

また、先日の香港旅行の際には、ここぞとばかり、食える限りのものを食った。
当然、脂っこいメニューも多い。
計るだけダイエットの実践者の中には、旅行先にまでヘルスメーターを持参する人もいるらしいが、それはさすがに無粋であろうから、2泊3日の間は計測をスキップした。
帰国した夜、いったいどうなっていることかと体重計に乗ってみたら、太っているどころか、初の65kg台を記録していた。
旅行中は、毎日ひたすら足が棒のようになるまで歩き回っていたので、それが奏功したものと思われる。
つまり、いくら食っても、やはりそれだけのカロリーを消費していれば何も問題はないのだ。当たり前だけど。
歩くのがよい、というのもこの体験によって実感された。
或いは、各種中国茶をガブガブ飲んでいたので、それも関係あるのかもしれない。

このペースで行けば、来月にはコンスタントに65kg台に乗せられるのではないかとも思うのだけれども、年度の変わり目で、今週は飲み会が3連チャン。来週以降も散発でまだまだ続く。
飲み会で飲食量をセーブできるほど人間が出来てはいないし、2次会や3次会をパスするなど考えたこともない。
下手すりゃ元に戻ってしまうかもしれない。

増えたら増えたでまた徐々に戻せばいいという気にすぐなれるのも、このダイエットの優れているところだと思う。
体重変動グラフは、激しい上下を繰り返しているけれども、全体としては、現状、一応なんとなく右肩下がりになっている。
宴会には全力で臨みたい。

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2010年3月18日 (木)

ホームシアター

実は、プラズマテレビと同時に、簡単なホームシアターも導入しました。

前日書いたとおり、オーディオとテレビは、スペースは共有になったけれども、システムとしては基本的に別系統で動かす。
でも、テレビの音声をテレビのスピーカーで聴くのは、いかにもしょぼい気がする。

以前のプロフィール・プロは、スピーカーも専用のそれなりにクオリティの高いモノが両脇に耳のように取り付けてあり、(て言うか、スピーカーは内蔵されていないので、オーディオと同様に背面の端子から何らかのスピーカーに接続する必要がある)、音の面でもレベルが高かった。
それに慣れているので、しょぼい音では聴きたくない。

かと言って、5.1chサラウンドだとか、そんなことを言い出すとまた大変だし、そもそも背面スピーカーなんて設置する場所は全然ない。

そんなときに見つけたのが、ヤマハの昨秋の新製品、YHT-S400 というモデル。

Pic001

何より、安い(テレビと抱き合わせで値切ったので、40000円ジャスト。定価59,800円。@ケーズデンキ)し、デザインがすっきりしている。
背面スピーカーなしでのサラウンド効果、なんていうのは全く期待していなかったけど、(実際導入してみてもそんなものまるで感じられなかった(笑))、少なくとも、テレビの内蔵スピーカーで聴くよりはマシだろうし、Woooのリンク機能にも対応している。

結論的には、まあだいたい予想どおりで、テレビの内蔵スピーカーよりはマシという程度。
正直、もうちょっとは鳴ってくれるかとも思ったんだけど……。
ただ、まだそれほどデジタル放送をちゃんと見ていないので、これから音楽番組や映画をいろいろ見れば、感想も変わるかもしれません。

意外にも便利だったのは、FMが聴けること。
リビングでラジオを聴く環境がなかったので、個人的にはこれが非常に便利。

やっぱりブルーレイレコーダーも早く買って、全部をHDMIで接続しないことには完全な環境が整わないので、使い勝手を云々するのはそれからだと思う。
ブルーレイレコーダーは、これまでの経験から、なるべくHDD容量のでかいのがほしいのだけれども、高いので、むしろレコーダは安いのにしておいて、iVDRを買い足すことでWooo本体の録画容量を増やしていく方が賢いかもしれないと思っています。

それにしても、すごいな、デジタル家電。

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2010年3月17日 (水)

AVラックをDIY

今回のプラズマテレビ導入については、綿密に計画を立てた。
この年度末には買うと決心して、しかし、そのためには、あらかじめ設置場所を確保する必要がある。

それで、まずはAVラックの製作にとりかかることにした。

前に使っていたプロフィール・プロは実にかわいいやつだったのだけれども、その図体は巨大でありえないくらい重く、うちの狭いリビングをさらに狭くしていた。
かわいいプロフィール・プロを2011年ぎりぎりまで使いたいのはやまやまだったのだけれども、あえて今年度末の薄型テレビ導入に踏み切ったのは、エコポイントだけではなく、うちのリビングがもう飽和状態であるというのも大きな要因だ。

従って、薄型テレビのメリットを最大限に活かし、増え続ける家庭内人口に対応すべく、少しでも居住スペースを広く取るようにするのがコンセプト。

そのためには、まず、テレビを壁掛けにしたい。
ラックを作ってその上にスタンドで置くのなら簡単だけれども、それではテレビしか置けない。
そのテレビが壁に掛かって浮いていれば、ラックの上にさらに他の機器の設置スペースが残る。
が、かと言って、マンションの壁に穴を空けるのも嫌だ。
石膏ボードの壁は強度的にも不安が残るし、なにより、でかい穴を空けるのに抵抗がある。

そこで、市販の、具体的にはヤマハのシアターラックなどを参考に、背板を伸ばして、そこにテレビを引っかける、という構造で行くことにした。
(↓イメージは一応こんな感じ)

Pic003

さらに、これまでずっと、「オーディオとビジュアルは絶対に別」主義にこだわり続けていたのだけれども、背に腹は代えられず。
そもそも、オーディオなんて、3人の子供が走り回る家の中ではほとんど出番がない。
テレビ周りの機器とオーディオ機器をまとめてしまえばスペース的に一気に有利になるのはとうの昔に気づいている。
思い切ってまとめてしまおう。

それでできたのがこれ(↓)

Av_5 

Av_3

ついでにスピーカー台も端材で作成した。

製作段階で、テレビはたぶん日立のWooo、42インチにするだろうと決めて、それを基本に設計したけれども、いちおう他社の同サイズや、万一の46インチにも対応できるようになってます。

木の背板で液晶よりもやや重いプラズマを支えられるか、ちょっと不安もあったのだけれども、設置してみたら全然大丈夫そう。
製作費は2万5千円くらい。
上のヤマハのシアターラックは10万くらいするらしいから、出来映えにはまあ満足。

純正の壁掛けユニットは2万円弱で、それだけで重さも5kgぐらいある。

納品はテレビと壁掛けユニットが同時だったので、設置や配線は全て自分でやった。
配達のおっちゃんたちは、このラックをしげしげと眺めておりました。

Av_4

このように(↑)下半分は、ドロップ蝶番とソフトダウンステーで下方向に開く扉に。
左側にはオーディオ用のアンプ、右側には、仮にCDプレーヤーとビデオデッキがおさまってます。

両脇のでかいスピーカーは、純粋にオーディオ用で、テレビの音声は基本的に出さない。
が、DVDプレーヤーとは接続して、音楽DVD等の音声出力はこのでかいスピーカーに持って行く予定。

食事の時はテレビを消して、オーディオの方でクラシックなんかをかけていると、娘が「レストランみたい!」とはしゃいでおります(笑)。

我ながらなかなかよいものが出来ました。

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2010年3月16日 (火)

ハロー、Wooo!

Wooo

そういうわけで、ついに地デジ対応テレビ。
半年くらい前からなんとなくリサーチを開始した。

デジタル家電の専門家である「社長」にアドバイスを求めたところ、昨今、CPが高いのは東芝のREGZAである、とのことだった。
SHARPやSONYの上位機種は確かに性能はいいが、一般モデルとの価格差が大き過ぎる、と。

以来、ことあるごとに大型電機店などで見比べていたのだけれども、なるほど、確かにREGZAがよさそうだ。
デザインも悪くない。

しかし、いろいろ見比べれば見比べるほど、どうもプラズマが気になる。

「社長」には、「おすすめの液晶テレビは?」という尋ね方をしたので、プラズマはそもそも考慮されていなかったと思われる。

昨日も書いたけど、液晶テレビの気に入らないところは、あののっぺりとした、奥行き感のない画像だ。
やたらと精細なのはいいけれども、どうも陰影に欠ける。
パソコン画面を見ているようなのっぺりした画が、どうにもしっくり来ない。

それが、プラズマだと、いくぶんマシに見える気がする。
いや、明らかにいくぶんマシだと思う。

サイズは、42か46に決めていた。
それもプラズマの良さが活かせるサイズだと言う。

決めた。
プラズマでいく。

となると、パイオニアが撤退した今、選択肢はパナソニックか日立。

日立に勤務する義兄と正月に会ったときに酒飲みながら聞いた話では、日立のプラズマのパネル工場は、既にパナソニックに売却されているので、パネル自体はパナも日立も同じだよ、とのことであった。
それならあとは値段とデザインだけで決めればよい。

が、しかし、店頭で見比べると、どうしても日立の方が勝っているように思える。
いや、明らかに勝っていると思う。
なんちゅうか、日立の方が、より陰影と色合いに深みを感じる。気がする。

デザインも、日立の方が好きだ。
CMやってる真鍋かをりも好きだ。
パナも日立もいわゆる白物家電メーカーっていうイメージだけど、パナに比べて日立は、なんちゅうか、質実剛健と言うか、よく言われる「売り方は下手だけど技術は確か」みたいな印象が強くて、家にPanasonic というロゴがあるよりも、HITACHI というロゴがある方が、なんとなく気分がよい気がする。

それと、録画機能がついてるのもいい。
今あるHDDレコーダーは地デジ非対応なので、ブルーレイレコーダの新調も検討中だが、テレビといっぺんに買うのはちょっときつい。
なので、とりあえずデジタルの番組をテレビで録画できるのはありがたい。
それに、テレビのリモコンだけでさくさく録画できる利便性にも惹かれた。

そういうわけで、先月末、ついに買いました、日立のプラズマ、P42-XP03。

サイズは、家で新聞紙切り抜いたりしてシミュレーションしてみた結果、うちに46はでかすぎるだろ、42で十分だ、という感じで決めたのだけれども、実際設置してみたら、あ、46でもよかったかな、って感じ。

現状、まだマンションのアンテナ工事がなされていないので、地上波はアナログを見てます。
画像、汚ねえ。
BSとCSは、前からベランダに設置してあったアナログ用のBSアンテナで受信できたので、無料チャンネルは既にデジタルで見られます。
息子はWiiをD端子でつないで大画面でやれるので興奮。

まだ取説をあんまり研究してないんだけれども、その多機能ぶりにはびっくり。
たかだか10年くらいで、どんだけ進歩してるんだっていう感じ。

スカパー!にするか、ひかりテレビにするか、何にもなしでいくのか、LANに接続してみるか、等々、あれこれ思案中であります。

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2010年3月15日 (月)

さらば、プロフィール・プロ

Profile

対応が遅れていたうちのマンションも、ようやく今月か来月には地デジ対応にするという。
エコポイント制度は延長になったけれども、テレビについては、この3月末までになる可能性が高いとも聞く。
そろそろ年貢の納め時だろう。

12年に渡ってうちで活躍してきたSONYのプロフィール・プロをついに諦め、地デジ対応テレビに乗り換える決心をした。

SONYのプロフィール・プロというのは、かつてはテレビ局のモニター用にも定番として用いられていた、知る人ぞ知る、ブラウン管テレビの傑作である。
テレビっちゅうか、チューナーは内蔵していないので、厳密には「モニター」。
12年前で、25~26万くらいだったと思う。
さらに専用チューナーが10万くらいしたはずで、当時それは買う余裕がなかったので、しばらくはずっとビデオデッキ経由にしてビデオデッキのチューナーで地上波を受信していた。
後にヤフオクで専用チューナーを入手したところ、画質が劇的に向上したのも印象深い。

いろいろ細やかな画質の設定が可能で、コツはちょっとトーンを落とし気味にしてやること。
アナログBSなどでは特に、実に美しい陰影と深みが出た。
他所で普通のブラウン管テレビの映像を見ると、なんと汚いことかと思ったものだ。

それがいつしかデジタル・液晶の時代になり、画像の細やかさでは、さすがのプロフィール・プロでもとても太刀打ちできなくなった。
しかしそれでも、個人的には、液晶テレビのあの平面的な、陰影のない、のっぺりした画像がどうしても気に入らず、心の中では、うちのプロフィール・プロの方がよほど深みがあるぜ、と負け惜しみを言っていた。

が、もはや使い道がなくなる以上、仕方がない。

いや、うちに巨大な倉庫でもあれば、捨てずに是非取っておきたい。
実際、例えば、古いビデオテープなどを再生するなら、デジタルテレビよりも、プロフィールで見た方がずっと綺麗に見られると思う。
そもそもテレビじゃなくてモニターなんだから、そういう用途で残しておくのは「あり」だとも思う。
何より、愛着がありすぎて、処分するのが忍びない。

でも、この12年間に、故障も2回あった。
1回目のときは、修理に来てくれたサービスマンが、「ブラウン管テレビの歴史を象徴するようなモデルです。大事に使ってください」と言った。
2回目のときは、「いちおう直りましたが、どれだけ保つかわかりません。次に壊れたらたぶんアウトです」とのことだった。

どれだけ保つかわからないものを取っておいても仕方あるまい。

新しいテレビの配達時に、泣く泣く引き取ってもらうことにした。

このテレビのために専用に自作したテレビ台ももう用無しになる。

電気屋のおっちゃんは、無造作にプロフィールを運び出し、あろうことか横倒しにして手荒に台車の上へ放り出し、あっという間に持ち去ってしまった。
その5分くらい前まで、愚妻と、どうする? やっぱりおいとく? などとうじうじ話していたのに。
「もったいないですねえ」くらい言ってくれればいいのにと思ったけれども、言われるとかえってまた決意が揺らいだかもしれない。

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2010年3月14日 (日)

香港へ行ってきました

先週末は職場の旅行で、2泊3日の香港へ。
同僚に、毎年春夏冬と3回は行くという香港通がいて、是非一度案内してもらおうということになった。

そういうわけで、向こうでの段取りは完全にお任せでよかったので、出発前まで仕事が忙しかったこともあって、自分ではガイドブックやウェブを見ることすらなく、まったく情報ゼロの白紙状態で初の香港へと乗り込むことになった。
こんな楽な海外旅行は初めてだ。

香港通の同僚は、現地の銀行に口座を持っているので、手数料なしの高レートで香港ドルへの両替も一手に引き受けてくれる。
日本で言うところのSuica に相当する「オクトパス」という地下鉄・バスで使うカードや、レンタルの携帯も準備済みで、正に至れり尽くせり。
見るべきところや買うべきものも的確に指示してくれるし、何よりも、食べるもので悩まずにすむのがありがたい。

香港へは、基本的に、美味いものを食いに行くわけであるけれども、海外で的確に美味い店だけを選び続けるのは極めて難しい。
そこのところで考えなくていいのだから、こんな楽なことはない。

初日の夜は、郊外へバスで出て、海鮮料理の店に連れて行ってもらう。
店の前の水槽で食材を選ぶ。
ロブスターサイズの巨大なシャコエビをぶつ切りにして、殻つきのまま中華風のスパイスで味付けしたものを油で揚げてある。
その殻をハサミでバシャバシャ切って、熱い熱いと言いながら手で剥いて食べる。
実に美味い。
伊勢エビも殻のままぶつ切りで、クリームソースとチーズで煮込んである。
手をチーズまみれにしながら、殻を剥いてむしゃぶりつく。
巨大マテ貝は、ボイルしたものにガーリックと薬味がてんこ盛りに乗せてある。見た目はグロいが、味はさっぱりしていて臭みもまるでない。
客は地元民ばかりで、我々の他には観光客は1人もいない。
ビールは飲み放題。
それで1人3000円ですむ。
個人的には、この店が今回の旅行中の白眉でありました。
夜は足つぼマッサージ。

2日目は朝食に飲茶。
作法なども教わりながら、長い時間をかけて、点心あれこれ片っ端から。
周りでは地元民が新聞を広げながらのんびり食っている。
本場のスパイスが濃厚なものなど、クセのある品もあるけど、小龍包やエビ餃子などは文句なく美味い。
8人で注文すると、いろんなものが食べられるのでよい。
腹いっぱい食べて1人500円。

行く前から風邪をひいていて、ノドの痛みと深い咳が続いているけれども、幸い食欲には影響はない。
食後、1日中観光と買い物に精力的に歩き回る。

夜は広東料理の高級店。
ワインも開けて、ガチョウの丸焼き等、いわゆる広東料理を食いまくるが、それでも1人4000円程度。
知識としては知っている料理ばかりなので、初日ほどのインパクトはないけれども、コストパフォーマンスの高さは言うまでもない。

夜は風邪と疲れで夜景ツアーを1人だけキャンセルして、全身マッサージ。

3日目、朝食はまた飲茶。2日目とは違う店。
2時間近くかけて、ゆっくり、いろいろ、たくさん食べる。

昼に出発で、当初はその前に四川料理の昼食が予定されていたのだけれども、朝の飲茶で全員満腹し、結局キャンセル。

麺類を食べなかったのがちょっと心残りだけれども、初めての香港、満足しました。
また行きたいなあ。

Hongkong

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