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2009年12月 6日 (日)

インフルエンザ禍(2)

11月22日(日)

未明4時頃、トイレに起きた小5の息子が枕元に来て、具合が悪い、絶対熱があると思う、と言う。
来たか、と思った。
息子の隣のクラスは先週学級閉鎖で、息子のクラスにも新型インフルエンザ罹患者およびそれと疑われる生徒が4~5人いたと聞いている。
熱を測ってみると、39.4℃。
まず間違いなかろう。
息子は普段ロフトベッドで寝ているのだけれども、1歳の末娘がその梯子段を登るようになってしまって危ないので、梯子をはずしてあって、息子は梯子のないロフトベッドを無理矢理よじ登ったり飛び降りたりして往き来している。
そのようなややこしいところに高熱を出した子供を寝かすわけにもいかないし、また、高熱だけに、まめに様子も見てやらねばなるまい。
そのまま自分の隣りに同衾させることにした。

朝起きると、38.8℃。
しんどいらしく、ずっと寝ている。
日曜なので、病院も休み。
まあ大丈夫だろうとタカをくくって、そのまま寝かせておいた。

午前中は、日曜大工に励む。
リビングに造り付けている棚がもう少しで完成する。
自分も昨日からの風邪で、喉がひどく痛い。
鼻水も出る。
昨日より悪化しているが、熱はないので、インフルエンザではないと思う。

明日の23日は、演奏の助っ人を頼まれている。
地元の老舗の造り酒屋の初絞り&蔵開きのイベントがあって、そこでドラムレスの編成で6曲ほど演奏するが、ベースがいないので手伝ってほしいと頼まれた。
演奏曲のCD-Rとコード譜はもらっているが、練習は1度もしていない。
簡単なのでぶっつけでも大丈夫かもしれないけれども、念のためということで、今日の午後はメンバー宅で軽く合わせておこうという話になっていた。

息子の症状は気になるけれども、どうせ病院も休みなんだし、2時間くらいで帰ってくるつもりで、昼食後すぐに出かけたところ、メンバー宅に着いた直後に愚妻から携帯に電話。
息子の熱が40℃を超えていると言う。
明日も祝日だから病院は休み。
市がやっている休日診療に電話して聞いてみたところ、異例の超混雑で、早くても2時間待ち。
今すぐ行っても7時からの夜間診療に回される可能性があり、診察も、インフルエンザの検査は時間的にできないから、医者が症状を見て判断する、との回答らしい。
それで、どうしよう?と言ってきた。

まさにリハーサルを始めようとしていたところだったのだけれども、メンバーには看護婦さんもいて、それは早めに病院に連れて行った方がいいと言う。
しかし、40℃も熱出してる子供を2時間も待たせておくのもどうかと思う。
メンバーの皆さんがいろいろ知恵を出し合ってくれて、どうにか日曜でも診察してくれる総合病院を見つけた。
電話してみると、小児科医の当番はいないので、普通の内科医が診るがそれでもよければ、とのこと。
すぐに家に戻って、ふらふらになっている息子を連れて病院へ。
幸い、ほとんど待ち時間なしで診てもらうことが出来た。

検査したところ、案の定、新型インフルエンザ。
タミフルとリレンザ、どっちがいい?と聞かれて、よくわからないので、すすめられるままリレンザを選ぶ。
帰宅後すぐに吸わせた。

子供はわりと高熱でも平気なものだけれども、今回のはさすがにきついらしく、1日中ずっと寝たままで動かない。
ときどき水やポカリスエットを飲むだけだ。

楽器をメンバー宅に放置してきたので、5時頃また取りに行ったところ、他のメンバーもまだ残っていたので、折角だからということで、6曲、1回ずつ30分ほどで合わせる。
なんとかなりそうだ。
て言うか、そもそも明日、家を出られるような状況かどうかわからないし、自分の風邪の具合もいよいよ怪しくなってきた。
最悪ベース抜きでやってくださいと断っておく。

夜、やはり息子は水分以外何も口にしないが、熱は38.4℃。
リレンザが効いてきたのか、比較的落ち着いている。

息子はずっと自分のベッドで寝ている。
他に寝るところもないので、やむを得ず今夜も同衾。
インフルエンザの咳をまともに浴びながらいっしょに寝る。

11月23日(祝)

未明3時頃。
息子が苦しがりはじめた。
息苦しい、息苦しいと言い、ひと息ひと息、はーはーと声を出しながら呼吸している。
変な感じだ、苦しい、と盛んに言う。

新型インフルエンザのウィルスは肺で増殖し、重症化は呼吸の異常から始まることが多い、と聞いていたので、焦る。
息子が熱でこんなに苦しがるのは初めて見た。
すぐに愚妻を起こし、いっしょに様子を見るが、夜中の3時ではどうしようもない。

パソコンを起ち上げ、重症化について検索。
調べれば調べるほど不安になってくるので、今度は県がやっている救急医療センターだか何だかに電話して、救急車呼ぶほどでもないと思うのだがとりあえず電話で相談に乗ってくれるところはないかと尋ねる。
教えてもらった病院に電話すると、看護師が対応してくれた。

「顔色はどうですか。青くなってないですか」
「なってないです。熱で上気してむしろ赤いです」
「唇が紫色になったりしてませんか」
「してません」

それなら、とりあえず様子を見よう。顔色や唇の色が悪くなってきたら、また急いで連絡するように、との指示。

ひと安心と言えばひと安心なのだけれども、そんな唇が紫になってからでは遅いんじゃないのかという気もするし、これで安眠できるわけでもない。

リレンザもなんとなく信用できなくて一度しか飲ませてなかったのだけれども、やっぱりそれじゃいかんということになって、2回目、服用させてからまた寝かせる。
息子の呼吸は、1時間ほどで多少安定して、また眠った。

朝起きると、息子の熱はもう37℃台まで下がっていた。
息苦しさもなくなり、元気そうだ。
昼には平熱になり、食欲が復活して、もりもりと昼食をとった。
もう大丈夫だろう。
夜中は本当に焦ったけれども、子供はやはり経過が速い。

午後、自分の風邪はやはり悪化していて、喉が相当に痛いが、息子はもう心配なさそうなので、予定どおり演奏に出かける。
会場は造り酒屋の中庭で、既に前のバンドが演奏している。
酒はもちろん、いろんなおつまみの屋台も出ていて、完全にできあがったオヤジどもがはしゃぎ回っている。
なかなか楽しそうだ。
さくっと6曲、何カ所か間違えたけれども、まあ問題なく終わらせて、酔っぱらいにしつこく要求されてアンコールまでやって、無事終了。
エノケンの「ダイナ」とか、渋いけれどもオヤジにも通じる、なかなか巧妙な選曲なのです。

夕方帰宅。
息子はもうすっかり元気。
しかし、気がつくと小1の娘が布団にくるまってしくしく泣いている。
また来たか。
熱を測ると38℃。
すぐに39℃まで上がった。
まだまだ看病の日々は続くようだ。

1歳の末娘は、両親が病人の世話に追われてほったらかしになっているので、知らない間に、生ゴミの中から生卵のカラをほじくり出してきてさわっていたらしい。
その手で顔を触りまくった様子で、顔中にじんましんが出ている。
卵アレルギーなのだ。
もう何が何だかわからない。
明日からは仕事だ。
愚妻の検討を祈るしかない。

熱は下がったもののまだげほげほと咳をする息子のその咳をまともに頬に浴びながら、またいっしょに隣で寝る。

(つづく)

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