松田聖子 Blu-spec CD を買う
世間はビートルズのリマスターで賑わっているようだけれども、それとほぼ時を同じくして、松田聖子の旧作の Blu-spec CD化も進行中である。
ビートルズの方はほとぼりが冷めてから徐々に入手することにして、まずは松田聖子の最高傑作(と自分は思っている)『パイナップル』を購入した。
なんせ松田聖子の旧作CDは、これまで、まだまだデジタルのマスタリング技術が未成熟であったずっと昔にCD化された廉価盤しかない状態がずーっと続いており、デジタルリマスターは誰もが待ち望んでいたはずだ。
初期の松田聖子は、アナログオーディオの技術が最高レベルに達した80年代前半に、当時のCBSソニーが贅沢なスタッフを注ぎ込んで全力を挙げて製作した音源であって、本来、オーディオ的にも非常に満足のいくものである。
それが極めてお粗末なCD化技術(まあ当時はしょうがなかった)で、実に貧相なサウンドとなってしまっており、しかもその状態が20年くらい続いていたのではないかと思う。
満を持しての、ついに、いよいよの、リマスタリングである。
ビートルズ同様、大物はそうおろそかに手をつけられない、というのが、遅れた理由だろうか。
でも、1枚3000円は高い。
ビートルズより高い。
何枚か欲しいけど、1枚だけにした。
1枚だけならやっぱりこれ、『パイナップル』。
という話はずいぶん前にも書いたように思うので、『パイナップル』がどういいかについては省略します。
音はもうこれで申し分ない。
太くなった。
前が、ほんと情けないくらいペラッペラだったから、感慨無量。
おまけのDVDは、しょぼい内容です。
こんなおまけいらないから、値段下げて欲しい。
ブックレットは、たぶんアナログ盤のものが忠実に再現されています。
実家においてあるアナログ盤の中味と比べてみてはないけど。たぶん。
初期の代表曲だけでもこのリマスタリングされた音で聞きたいので、ちょうどよいベスト盤でもあればいいのだけれども、30日に発売のベスト盤『Diamond Bible』は4枚組で6300円。重すぎ。
そこまで松田聖子にこだわりません。
Disc 1 だけ売ってほしい。
昔、というのは80年代だけども、当時は『SEIKO INDEX』という初期のベスト盤があって、これが非常に素晴らしい選曲だった。
が、このアルバムは、ぼくの知る限り、1度も再発されていない。
これのリマスター盤があれば、1枚で事足りるのだけれども……。
なかなか商売上手のようである。
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