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2007年12月

2007年12月25日 (火)

胃腸風邪

先週木曜日昼。
買い物中に下の娘が「気持ち悪い」と言い出し、数分後、ショッピングセンターの通路でいきなり大ゲロとのこと。

自分は当然勤務中だったのだけれども、その前日から拙宅に滞在していた「3」が、例によって「1日お父さん(お母さん?)」として愚妻と娘の買い物に同行していた。
こういうときの「3」は、本当のお父さんよりもずっと甲斐甲斐しくて頼りになる。
娘のゲロ処理にも機敏に対応したとの由。

帰宅後も娘のゲロは止まらず。
水を飲ませただけでも、数分後には水芸のようにぴゅーともどす。
熱も出てきた。
タイミングの悪いことに、その日は幼稚園のクリスマスページェントの日。
今年はセリフもある役だというので、本人も張り切っており、自分もビデオ撮影班として2時間休みをとって夕方早々に帰宅したが、これではさすがに無理だということで断念。

後で聞いたところによると、この日、娘の幼稚園では同じ症状の子供が続出し、ページェントも、舞台袖で次から次へとゲロのオンパレード。
劇が終わる頃には、人数が3分の2くらいに減っていたという。

娘は翌日夜にはほぼ完治したが、その次の日の土曜夜。
じいさんばあさんに連れられて、クリスマスイルミネーションのイベントに遊びに行っていた上の息子が、夜、帰宅するなり大量ゲロ。
いったん寝付いたものの、夜中に目を覚まして布団でまたゲロ。
熱が出て、日曜は1日寝たきり。

同じ日曜には、愚妻も「胸がムカムカする」と言い出した。
愚妻は胃腸が鉄で出来ているので、ゲロも下痢もしないが、発熱で1日ダウン。

月曜、クリスマスイブには、愚妻も息子もほぼ回復したが、案の定、今度は自分が吐き気と発熱。
ぼくは逆流しにくいタチらしく、もう何十年もゲロを吐いたことがないのだけれども、腸が弱いので、腹は頻繁に下す。
今回も下に来た。
そして、胃腸風邪にやられると、必ず高い熱が出る。
今日は仕事も休んでしまった。

流行っているとは聞いていたけれども、恐るべき感染力。
て言うか、こんなに毎日周りでゲロゲロやられたらそりゃうつるわな。
汚い話ですいません。
今年の胃腸風邪はひどいです。
でもだいたい24時間くらいで治ります。

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2007年12月12日 (水)

『勝又進作品集 赤い雪』を読む

勝又進が今月初めに悪性黒色腫で亡くなっていたということをネットのニュースで知った。
ちょうど『赤い雪-勝又進作品集』を読み終えたところだったので、ちょっとしたシンクロニシティに驚いた。
巻末の年表の最後には、直腸の悪性腫瘍で闘病中とある。
悪性黒色腫というのは、調べてみたら、要するに皮膚ガンのようなものらしいから、直腸の方とはまた別だったのだろうか。

勝又進は、60年代に『ガロ』で漫画家デビューし、最盛期の『ガロ』でずっと4コマなどを連載していたとのことだけれども、全然知らなくて、この『赤い雪』で初めて読んだ。

無理に言うなら、つげ義春と宮本常一を足して2で割って水木しげるをちょっとブレンドした感じ、か。
或いは、昭和初期頃(?)の雰囲気の農村の生活を描いた民俗マンガ、とでも言えばいいのだろうか。
勝又進は、昭和18年生まれの宮城県出身だそうだけれども、その年代の東北には、まだこんなに濃い生活が残っていたのだろう。

うちの場合、こういう農村の世界は、もちろん自分自身は知らないし、農村生まれのうちの親や伯父母の世代でも知らないと思うけれども、じいさん・ばあさんの世代なら知っていたと思う。
かつての農村の有りようは、親の田舎の雰囲気あたりから、何となく実感的に想像できることもあって、このマンガはめちゃくちゃおもしろかった。

短編集だけれども、1つ1つが深くて濃いので、一度にたくさんは読めない。
1日1編ずつ、時間をかけて丁寧に読んだ。

かつての田舎の農村では性的抑圧からかなり自由であった(夜這いとか、そういうの)、というのは、異論もあるようだけれども、ある程度はそのとおりだと思う。
そうすると、うちの田舎のばあちゃんくらいの世代だと、若い頃にはそういう世界でそういうゆるーい倫理観(?)のもとに暮らしていながら、戦争を経て、いつの間にやら身の周りが性的に極めてストイックになっていた、という経験をしているはずで、自身の中でその辺の折り合いをどうつけていたんだろうか、などということがちょっと気になってくる。
うちのばあちゃんはもうとっくに死んでしまったから確認できないけど。
て言うか、生きててもその質問は無理だけど(笑)。

もうずいぶん前、うちの親父の叔母(ぼくのばあちゃんの妹)の若い頃の、男がらみのなかなかスリリングな話が出たときに、今はもう70を越える伯父は、「あの人、若い頃はそんな発展家だったのか」と驚いていた。(もう死語だな、「発展家」って)
そのときは横で、ふーんと思って聞いてたのだけれども、今考えるに、ばあちゃんの妹が発展家だったと言うよりも、その世代の若い頃はみんなそうだったんではないかと思う。
うちの田舎あたりだと、今の70代くらいではもうかつての農村の暗部(?)を知らないけれども、今生きていれば100歳くらいのばあちゃんの世代だと、よく知っていたんだろうと思う。

父方のばあちゃんは、ぼくが学生で東京にいる頃に心臓でぽっくり死んだのだけれども、その直前に帰省して会ったときは、まだぴんぴんしていた。
結果的にそのときに言葉を交わしたのが最後になったのだけれども、そのときばあちゃんがぼくに言った言葉は、「東京でええ女はできたか?」だった。
そんときは、この婆はニヤニヤしながら唐突に何を言い出しやがるかと思ったのだけれども、今にしてみれば、ばあちゃんの若い頃はどうだった?とか聞き返してやればよかったと思う。

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2007年12月 5日 (水)

『In Montreal』Charlie Haden & Egberto Gismonti を聴く

こぉーれは久しぶりの大ヒット。
秋の夜長のECM、今年の新アイテムとして購入。
届いてから毎日聴いてます。

ジスモンチのギター&ピアノは、ブラジリアン・ルーツの暖かみを感じさせながらも、無国籍風なジャズ。
曲によってギターとピアノを弾き分けるのだけれども、どっちもいい。
完璧。

主役はジスモンチで、チャーリー・ヘイデンは全般的に地味だけれども、自作の2曲等、歌うべきところは見事に歌う。
やっぱいいわー、好きだわー、チャーリー・ヘイデン。

なんつっても、録音が抜群。
モントリオール・ジャズ・フェスのライブで、客の反応もいいから、現場はもっと熱い感じだったのかもしれないけれども、完璧なECMサウンドで、凛とした静謐なムードと緊張感に溢れる。
常用ヘッドフォンはソニーのCD3000なのだけれども、これは久々にSTAXの独壇場。
こういうソースをSTAXで聴くと、しびれるほど気持ちいいんです。
いわゆる脳内定位になってしまうのは致し方ないのだけれども、それだけにギターなんかは、サウンドホール(ギターのボディーにあけてある穴のことです)の中に頭突っ込んで聴いてるみたいな感じ。
1音1音が精密に伝わってきます。
もちろんスピーカーで聴いてもばっちり。
ピアノのアタック音も気持ちいいことこの上なし。

しばらくジスモンチにハマりそうな予感であります。

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2007年12月 4日 (火)

雑感

通勤手段は、自転車・電車・バスの3つのオプションがあるのだけれども、昨日は朝から雨だったので、バスで出勤。
電車にするかバスにするかは家を出る時間によって決める。

午後は晴れ上がった。
定時に仕事を終えて、本屋に寄った後、何となく思いつきで帰りは歩くことに。
1日中なま暖かいオフィスでデスクワークしているので、ひんやりした外気が顔に触れるのが気持ちよくて、そのまま歩くことにした。
自転車だと10分くらい、徒歩では25分くらいかかる。

気持ちいいのは最初だけで、すぐに汗が出る。
近頃は階段をのぼっただけで息が切れることが多く、足腰がはっきりと弱っているのがわかる。
自宅ではなるべくエレベータを使わずに、階段を使うようにしている。
40になって、いよいよ本格的におっさんになってきたのを痛感。
多少間食をやめたくらいでは増えた体重が全く戻らないのも、代謝が悪くなってきているということなんだろうと思う。

本屋では、新潮45、SIGHT、ビッグコミックスピリッツと、息子に頼まれた本を買う。

こういう雑誌類はなるべく買いたくない。
もともとモノが捨てられないタチで、雑誌類も、買うとひととおり目を通すまではどうも捨てられない。
文春とか現代とかの週刊誌でさえも、ひととおり見てないとなかなか捨てない。
もちろん全部のページを読破するわけでは決してないのだけれども、読む価値のないページも、ぱらぱらっと目を通して読む価値がないと確認する作業を終えていないと気分が片づかない。
だって、もしかするとおもしろいかもしれないし。

さらに厄介なのは、特別におもしろい記事が掲載されていた場合であって、そうなるといよいよ取っておきたい。
かといって、ほんの数頁の記事のために雑誌まるごと取っておくのもかさばるし、そもそもしばらくすれば何故その雑誌が残してあるのかを忘れてしまう。
必要なところだけ切り取ってファイルにでもすればいいんだろうけれども、そんな面倒なことはとてもじゃないけれどもやってられない。
世間の人々はこういう場合、どうしているんでしょう?

マンガもひととおり全部読む。
スピリッツはもう20年くらい惰性で買い続けていて、よく考えるともはやそれほど執着しているマンガがあるわけでもないんだけれども、なんとなくやめるタイミングがない。
むしろ気に入らないマンガが多い気もする。
最近のスピリッツで気に入らないマンガ、ベスト3は、「ひとりずもう」さくらももこ、「チェリー」窪之内英策、「ギャラクシー銀座」長尾謙一郎なんだけれども、ここ2週間くらいで、「ひとりずもう」と「チェリー」が相次いで最終回を迎えたので安心した。

「ひとりずもう」は、なんで自分のことそんなに平気でかわいらしく描けるの?って感じでキモス。
「チェリー」は、この漫画家の全作品について言えることだけれども、なんかもう生理的にギザキモス。このふにゃふにゃっぷりは何なんだ。浜田省吾とか尾崎豊とかが好きな人の気持ちが全く理解できないのと恐らく同様の理由で、この漫画家の作品は根本的に受け入れられない。
「ギャラクシー銀座」は、唾棄すべき不条理ぶりっこであまりにセンスに欠ける。下品なモノやシモネタは、どちらかと言うと好きなほうだけれども、下品なマンガには下品なマンガなりの品格が必要だ(よくわからんな)。マンガ誌もひととおり全部読むと書いたばかりだけれども、このマンガは例外で、毎週とばしてます。

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